トータル・リコール

トータル・リコール

TOTAL RECALL

 

邦題  「トータル・リコール」 (1990)

【クレジット】

監督 ポール・ヴァーホーヴェン
出演 アーノルド・シュワルツェネッガー
   レイチェル・ティコティン
   シャロン・ストーン

「パーティで会おう!」

【作品の背景】 

1966年に発表した短編小説「追憶売ります」をシュワルツェネッガーを主演に迎え映画化した作品。火星や夢がテーマとなるSF映画。特撮を随所に入れており、アカデミー視覚効果賞を受賞した。ちなみに2012年にレン・ワイズマン監督によってリメイク作品が製作された。

【レビュー】

この作品と言えば「目玉ボーン」ですよ。オープニングとエンディングの2回も目玉ボーンがあってありえないだろ・・・・・と苦笑いした記憶が強い映画です。鼻から発信機や火星での女性から男性への変身などの印象に残るシーンも多いがやっぱり目玉ボーンです。

それにしても久しぶりに見直しましたけど、シュワちゃんの映画はテンポが良くてみていて面白いですね。ストーリー展開が早いのですがそれを感じさせないテンポの良さですね。シュワルツェネッガー映画にしてはちょっと火薬の量が少ないような気もするけどそれでも銃撃戦のシーンはたくさんありました。

奥さん役のシャロン・ストーンはとても綺麗で何でこれまで売れてなかったのか信じられない感じですね。

ちなみにこの作品は映画全てが一切が夢だったという解釈と、リコール社で睡眠薬で眠らされてからのストーリーがすべて機械による疑似体験の夢であったという解釈もあるようです。実際にその後のストーリーはリコール社で社長が説明した「美女とロマンスがあり秘密のエージェントとして火星を救う」という追加プランと同じストーリーです。

またメリーナの姿は眠る直前に自分がリクエストしてモニターに表示された女性にそっくりです。エンディングでの最後の画面全体が白くなるホワイトアウトは夢から醒めたなどの暗示を示唆している可能性もあるようです。

ただ、この映画はそこまで難しく解釈する必要もないですね。シュワちゃんのアクションシーンとお決まりのセリフを楽しむだけで十分です。そういった映画なんです。

(2015/07/01)

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