お勧めの映画を紹介するにあたり「個人的ベスト10と100」を選んでみて分かったことがあります。それはどうしても「自分の好きな映画」ではなく「世間の評価が高い映画」を選んでしまうということです。
ケインズという学者が「美女コンテストをすると「自分が好みだと思う人」に投票するのではなく「みんなが美人だと思う人」に投票するようになる。」と言った気持ちがよくわかりました。(ケインズの美人投票)
でも「世間の評価が高い作品」を選ぶならわざわざ私が選ばなくても雑誌や本を参考にして貰えればいいはずです。ですから、自分の気持ちに正直になって自分が最高だと思う作品を
・個人的ベスト10
・個人的ベスト100
で選出しました。
でもそれだけだとやっぱり「不安」。みんなが美人だと思う投票もしたい!ということで自分が思うバランスのとれた
・教科書的ベスト10&100
を選びました。(分かる人にわかる風に書けば「フェリーニ」は個人的ベストからは除いたけど教科書的ベストには入れましたということです。)
また、参考資料として
・キネマ旬報「オールタイムベスト・ベスト100」外国映画編
・AFIアメリカ映画ベスト100 (American Film Institute)
・淀川長治「究極の映画ベスト100」
・キネマ旬報ベスト・テン
を選んでいます。この他に「文芸春秋」や「ぴあ」などのベスト100や200などがあるのですが、個人的にはこれを代表的なものとして選びました。
私の作品と好みが合えば参考にして下さい。好みというものは大切です。私と好みが合いまだ見てない私のお勧め作品があれば、かなりの高確率で見れば満足していただけると思います。
映画に限らず好みが合う人にお勧めの作品(や品物)を聞いて参考にするのは高確率で満足する作品(や品物)に出会える最短の手段です。貴重なお金や時間を無駄にロスすることがなく大変有意義でもあります。願わくば多くの人が私の好みと合いますように(笑)。