ロードオブザリング

ロード・オブ・ザ・リング

The Lord of the Rings

ロード・オブ・ザ・リング [Blu-ray]

邦題 『ロードオブザリング』 (2001)

「絶対に映画館で観るべき映画!!」

【解説】
この作品については原作の小説を読んだことがあるかないかで感想が大きく違うと思うのでまず、レビューを読むんだり他人と話す場合にそこの確認をする必要があると思う。ちなみに私は読んだ経験あり。

原作を知っている人ならあの長編である3部作の第1巻である「旅の仲間」を1本の映画にまとめたということ自体が既に「凄くね?」という驚嘆と共にちゃんと「まとめきれたのかな?」という不安があるかと思う。

レビューするにあたってこの作品の見所を2つ。1つ目。原作は説明する必要のない不朽の名作。つまり忠実に原作を再現することができれば作品的に成功することが約束されている事。

2つ目。ファンタジー小説であるためにエルフやホビット、魔法などの特殊処理を行わなければならない部分が(おそらくCGを使うのであろうが)どの様に映像化されているのか。

さて、結論から言えば、ストーリーは早足ながらもうまくまとめており大変良かったと思う。ただ、ストーリーを知らない人からみたら駆け足過ぎて話が薄いと感じるかもしれない。(トム・ボンバディルの箇所を切ったのは英断)

しかし、そもそもあの長編を3時間の映画にまとめること自体が困難であると考えれば充分及第点だと思う。アップテンポ気味の駆け足のストーリー展開だがそれが何者かに追われているという焦燥感を掻き立てていた。またドキュメンタリータッチの流れるようなライブ感覚の映像がスリル感をより高めていい感じだと思った。

この作品が長らく映画化されず、またようやく映画化されたのにCG技術の進歩があげられると思う。ファンタジー世界をCGで違和感なく完璧に再現しまた戦闘シーンや魔法なども臨場感ある圧倒的な雰囲気を演出しており、このCGを使った演出には大満足であったと思う。脚本に不満がある人でもこの演出部分に不満がある人は皆無だと思う。

総じていえば、アカデミー賞を受賞してもおかしくない内容だった。(ちなみに受賞はビューティフル・マインド)特にこの映画は絶対に映画館で見るべき映画であると思った。映画館で絶対に見なければいけない作品だと思ったのは「アラビアのロレンス」に続き2作品目。それほど華麗な映像美と音響的な演出がなされていると思う。

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