Rain Man
邦題 「レインマン」 (1988)
【クレジット】
[監督]
バリー・レヴィンソン
[出演]
ダスティン・ホフマン
トム・クルーズ
「アカデミー作品賞受賞」
【解説】
この映画の見所はダスティン・ホフマンの演技。と言い切っていいぐらい自閉症を演じたホフマンの演技力には脱帽した。
トム・クルーズも親父の遺産相続者としてしか扱っていなかった兄を自分の記憶の中に発見してから、徐々にたった一人の肉親として自分の心を開いていくという難しい役柄をうまく演じ切れていたと思う。
ロスに到着後にカフェで朝食をとった際のメープル・シロップのくだりは、クレイマー・クレイマーの最後の朝食のフレンチトーストのくだりとそっくりで二人の心の距離を巧みに表現した好演出だと思う。
ストーリーの大枠<自閉症の兄と金目当てで一緒に生活することによって徐々に弟が兄弟愛に目覚めて変化していく>というストーリーには不満はないが、ただちょっとだけ中盤のカジノのくだりを含めて別の演出という選択肢もあったような気がする。
つまり、もっともっと良作になった可能性もあったのではないのだろうか・・・・
(もちろんカジノで大もうけしたバカ話やエレベーターでのダンスやキスのシーンなどこれはこれで素晴らしいのであるが)
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